※キスシーン注意
〜☆〜★〜☆〜
手伝うよ
「ランカ」
明日は大事な仕事なの、と昨日言っていたハズなのに、まだ起きる気配が無い。 すーすーと眠り続けるランカ…ここ何日か仕事づめで相当疲れていたようだから、無理もないのだが。 もしかしたら、イザというときはブレラが最短距離で送ってくれる、という甘えもあるのかもしれない。
「…ランカ…これ以上起きないようなら」
このままでは仕事に遅れてしまうだろう。 もしもの時は間に合うように起こしてね!絶対起こしてね!…と、頼まれている…=自分の任務。
「襲うぞ」
返事が無い。 まだ寝ているよう…なのでブレラは片手をランカの肩下に、もう片方の手を頭にやり、キスをする。
「!?」
これには流石に起きた様子。 そのままランカの耳を掠めて首すじにも唇で触れ…パジャマの上着ボタンを外しにかかり
「え…!?何…!」
嫌がり始めたランカを押さえつけて、ボタンが終わるとズボンをを脱がしにかかる。 それも終えると抱き起こして上着を剥いだ。
「嫌…!こんなの」
ランカが下着姿にされて泣きそうになったその時。
「…で、今日はどの私服にするんだ?」
こころなしかブレラは、クローゼットのほうを見つめ
「!!?」
「俺が着せてやる」
目線をランカに戻し大真面目に言った。
「…お…お兄ちゃんのばかぁ!」
ランカは兄を部屋から追い出した…。
「お兄ちゃんのばか…ばかばかばか…色んな意味でバカ」
「どうしたの?ランカちゃん」
「あっななな何でもないんです!」
おかげ様で仕事に間に合ったランカは休憩時間になり、シェリルと一息ついていた。 そこへ衣装の手伝いに来ていたナナセも加わる。
「ブレラさんと何かあったんですか?」
オズマがキャシーの家へ引っ越してしまった現在、ランカが一緒に暮らしている『お兄ちゃん』はブレラしか居ない。 ランカは話し始めた。 恥ずかしい話だが、誰かに相談せずにはいられない気分だった。
「お兄ちゃん、ばかなの…私があの時のままだと、5歳児のときと同じだと思ってるの… 着替えくらい自分で出来るのに。 起こして、とは頼んだけどその後の準備くらい自分でするのに…融通きかないんだからもう。 それに…シェリルさん、ギャラクシーではあんな起こし方が普通なんですか?」
「!?」
「…ランカちゃん。今度、奴に何か嫌なことされたらスグに私のウチにいらっしゃい」
保護してあげるから!と、シェリルは言った。
「何なら、もう今日から来る?」
「ランカさん、私も!あの、ブレラさんと距離をおきたくなったときは、かくまいますから、いつでも言ってください」
「ありがとうございます、シェリルさん…ナナちゃんも…でも、なんだか自分でも不思議なんですけど。嫌…ではないんです。ときどきちょっと嫌だけど、すっごい嫌じゃなくて…」
むしろ兄が居ないとダメになってしまうのは自分なのかもしれない…意外と。
「そう、ですか」
「なら仕方ないわね」
無理に引き離せないわ、とため息をつくシェリル。
「…本当に嫌だったら、もう耐えられなくなって(オズマ)お兄ちゃんの所に行ってると思うんです」
だって心のどこかであれでおしまい?って…妹扱いされることに不満な自分が居るような…その先のことしてほしかったなって思ってる自分が居るような気もして。 もしかしたらカン違い?なのかも知れないけど。 ブレラさんに、すごく、いま会いたいな…とランカは思った。
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たまにはウチのブレラにも、ランカに過激なことをさせよう!とか思って書いちゃった話でした。
今回、ランカは着ぐるみパジャマじゃなくて、ボタン式の上着とズボン別々なパジャマを着てます!!←
まわりから見た感じが、ほとんど両想いで、指摘されまくりなんじゃないかなーと思いますw
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